内装リフォームとは、天井や床、クロス・壁などの内装材を変更すること。「汚れ・傷みが気になるから綺麗にしたい」という場合はもちろんですが、室内で面積が大きい部分を変更するので空間の印象チェンジにも有効です。「手軽に家の雰囲気を変えたい」という場合にもおすすめ。
ここを変えれば住まいが変わる
天井のクロスを張り替えるだけではなく、照明も変更すれば住まいの雰囲気を一気に変えられるのがリフォームのいいところ。シャンデリアを下げたり、天井部に電球を埋め込んですっきりスタイリッシュにしたり……効果的なインテリアとして有効活用しましょう。
無垢材にしたり、タイルにしたりと、床材によって幅広いアレンジが可能です。同じ木材でも材質によって白っぽい色味からダークブラウンまでさまざま。落ち着いたシックな部屋なのか、モダンでスタイリッシュな部屋なのか、カントリー風のぬくもりある部屋なのか、どんな雰囲気の部屋に仕上げたいのかをよく考えて選びましょう。
汚れ、破れ、はがれなどが目立つ壁を一新できるのはもちろんですが、漆喰や珪藻土などの自然素材を選べば部屋の快適さを高めることもできます。
- 床に、建具に、ぬくもりと快適さをもたらすのが無垢材。天然の木材である無垢材には、調湿性能が備わっています。夏、じめじめしているときには湿気を吸い、冬、カラカラに乾燥しているときには湿気を放出。一年を通して住まいの快適さを守ります。
- 壁に使う塗料としておすすめなのが天然塗料。食べても問題ないみつろうワックス(ミツバチの巣の材料となるもの)など、安全性を求める方には天然素材を使った塗料がおすすめです。
- 消石灰を主成分に、麻などを加えた天然の塗り壁材です。防火性・調湿性・遮音性・遮光性に優れ、高温多湿の日本の気候に合った性質から古くは姫路城などのさまざまな建築物に使われてきました。